エース損害保険(東京都目黒区 以下、エース保険)は、振り込め詐欺の被害額を補償する「振り込め詐欺保険」を開発、販売開始した。同社によると、振り込め詐欺を対象にした保険商品は国内初だという。
「振り込め詐欺保険」の補償対象は、被保険者が振り込め詐欺被害にあった場合の被害額。振り込め詐欺救済法の対象となるオレオレ詐欺、融資保証金詐欺(貸します詐欺)、還付金等詐欺、架空請求詐欺などの被害額を補償する。企業が保険契約者となり、保険料を負担。補償の対象者である被保険者は、契約者である企業の顧客となる。
保険料は被保険者の属性等により個別に算出する。目安は被保険者1名につき月額50円から200円。被害に遭ったときの保険金支払限度額は、契約者企業の希望に応じ、被保険者1名あたり30万円から50万円を目安に設定する。賃貸管理会社が、顧客の入居者や家主らを対象に保険契約者となることも可能だという。
損害保険商品では詐欺被害は免責事項とされてきた。エース保険は、年間100億円ペースで発生している振り込め詐欺による被害に着目、各種行政機関の統計資料等による情報収集や社外弁護士による検証を重ねた結果、商品開発に踏み切った。11月1日から、導入第1号企業として、セントラル警備保障(東京都新宿区)がホームセキュリティのフルオンライン契約対象施設の居住者向けに取り扱いを開始している。
エース保険は今後、企業の優良顧客囲い込みや差別化戦略のための付帯サービスとして提案していく。ホームセキュリティサービス会社のほか、カード会社、通信会社、銀行、住宅販売会社などさまざまな業種を対象とする予定。初年度10契約者、1億円の保険料収入を見込む。





