耐震改修などで賃貸市場に本格参入
集合住宅の大規模修繕・耐震改修を行っているリノ・ハピア(東京都大田区)。
専門工事会社として、50年の歴史と実績を持つ同社は年間200物件以上の改修工事を行っている。
今後はこれまでの経験とノウハウを基に、賃貸マンション市場への本格参入を目指している。
同社の渡辺清彦社長は「東日本大震災以降、賃貸住宅のオーナー様からのご相談も増えてきています。弊社が持つ大規模修繕・耐震改修工事のスキルを広く賃貸オーナー様にも知ってもらいたいと思っています」と、賃貸市場参入への意気込みを語る。
同社の大きな特徴の一つに、耐震スリット工事の新工法「耐・スリ・ゴン」がある。
これは、物件の資産価値に大きな影響を与える耐震補強工事を低価格、短工期、環境変化ゼロで実現するもの。
ゴンドラを使用して、外廊下がない鉄筋コンクリート造集合住宅などへの単独施工でも足場を使わずに施行できる。
「今後は耐震に対する意識を高く持つことが中長期的な物件の資産価値向上につながっていくと考えています」(渡辺社長)。
新工法を切り口に、賃貸住宅市場を切り開きたいと考えている。
賃貸物件の相談は日を追って増えてきているという同社。
15年は積極的に提案を続けていく。