仲介ビジネスの機会拡大へ
東急リバブル(東京都渋谷区)は6月1日、インバウンドの投資需要を取り込むため、ソリューション事業部香港支店を開設した。
2014年10月に香港で開設した駐在員事務所を格上げしたもので、これまで不動産投資動向に関するマーケティング調査に加え、現地の金融機関や不動産会社との関係構築を進めていた。
支店開設によって、香港の投資家に対しダイレクトに不動産情報を紹介するほか、金融機関からより具体的な顧客情報の提供を受ける。
また香港投資家に対するサービスの機敏性を高め、仲介ビジネスの機会拡大につなげていく狙いがある。
円安の影響で日本の不動産は割安感があるため、アジア富裕層からの投資が加速しており、同社でも取引が増加しているという。
同社では、今後も香港に加え、アジアを中心とする海外からのインバウンド仲介事業を推進するとしている。