インテリックス、不動産小口化事業を新たな柱に

インテリックス

投資|2020年03月08日

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山本卓也(やまもとたくや)1954年鳥取県生まれ。86年にセントラルプラザを設立し、代表取締役社長就任。95年にブレスタージュ (現インテリックス)を設立し、代表取締役社長就任。

 「ファイナンス難民が増えている」。こう話すのは中古マンション再生流通事業を手掛けるインテリックス(東京都渋谷区)の山本卓也社長だ。同社では低金利や老後不安の今、資産運用を検討する人が増えている状況に着目。不動産小口化販売事業に注力し始めた。山本社長に同社の今後の展開について話を聞いた。

「ファイナンス難民」のニーズに対応

――リノベーション再販を主軸として成長してきた御社では、不動産ソリューション事業分野に注力していくと発表している。

山本 リノベーション再販によって培ってきた不動産の目利き力を強みに、不動産特定共同事業に基づく不動産の小口化商品のアセットシェアリング事業やリースバック事業、さらに、2019年からはITを活用したクラウドファンディング事業で、不動産のトータルソリューション企業へと変革していきたいと考えている。

――不動産小口化事業では、1月30日に募集をした御社のクラウドファンディングの第2号案件が、全310口がわずか4分で満額申し込みを達成するほど、反響が大きかった。

山本 京町家を宿泊施設にリノベーションした案件だ。金融機関に預けても低金利対策で資産が増えないことから、資産運用した方々が「ファイナンス難民」となっている。こうした状況の中で不動産投資やクラウドファンディングに流れていると考えられる。

――資産運用の一つとして、不動産の小口化商品が注目されているということか。

山本 例えば、ワンルームマンション投資があるが、価格が上がっていて、1戸購入するのに今、2000万~3000万円はかかる。同じ不動産でも小口化であれば、もっと少額で実物の不動産に投資できる。金融商品の運用メリットと不動産の税務上のメリットを持ち合わせているのだ。そのため、需要は大きい。また実物不動産投資だが、いわゆる賃貸経営と異なり、修繕や空室を気にかけることがない。プロである当社が運用するので、素人でも安心できる。これまで不動産投資に縁がなかった人も、投資対象として選択肢が広がる。『アセットシェアリング博多』では、1口100万円で260人が購入した。

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