家賃保証業を営むグローバル賃貸保証(北海道札幌市)が17日、会社の解散手続きを完了した。權喜植社長は「コロナの影響」と理由を述べた。
新型コロナで家賃回収苦境
同社は2016年より北海道と東京都の2拠点で家賃保証業を展開してきた。全体の保証件数は非開示だが、内訳は事業用不動産が4割、残り6割が居住用不動産としている。家賃保証の手段は収納代行・代位弁済の2パターンで対応していたという。
家賃の3月引き落とし分の関係先への支払いは、ほぼ完了している。4月引き落とし分は「引き受けできない」という。管理会社への取引先には前もって直接交渉して「了承いただいた」とする。
滞納家賃は一部で残ったまま。同社自身の借金はない。それ以上の情報は非開示としている。權社長は「現在は色々迷惑をかけないように代理店に対し情報提供にあたっている」と話した。