沿線開発 最前線、主役は地域のプレーヤー
その他|2020年08月02日
小田急電鉄(東京都新宿区)の沿線開発がユニークだ。今、取り組んでいる東京・下北沢エリアの線路跡地の街づくりプロジェクト『下北線路街』では、「支援型開発」に主眼を置いた13の施設を企画。沿線人口の減少が懸念される中、地域と一緒に街をつくる新たな開発事業に迫った。
テーマは街への支援
小田急電鉄の開発プロジェクト『下北線路街』は小田急小田原線の「代々木上原」駅から「梅が丘」駅間の鉄道地下化によりできた線路跡地が舞台となる。「東北沢」駅から「世田谷代田」駅の1・7kmにわたる開発エリアに、13施設を新設し、2021年中に整備する方向で進めている。
開発コンセプトは「BE YOU.シモキタらしく。ジブンらしく。」。最大の特徴は「支援型開発」だ。地域のプレーヤーが主体になって価値をもたらすことで、地域の持つ本来の魅力をより引き出し、地域の価値観を重視して支援する形で開発する。目指すのは地域の愛着を育むことだ。