一般社団法人不動産テック協会(東京都渋谷区)は、国内の土地や建物等の不動産情報に共通IDを付与する『不動産共通ID』のベータ版利用登録を15日に開始した。
サービス提供は4月15日から。不動産各社で物件情報の表記や管理方法が異なるなか、「三丁目」と「3丁目」といった表記ゆれの存在が、物件の特定やシステム連携を阻む要因となっていた。共通の通し番号を付与することで、住所が関わるサービス同士の連携促進やデータ連携にかかるコスト減が期待できる。位置情報に関するシステム開発を手掛けるGeolonia(ジオロニア:同文京区)と共同で開発した。
ベータ版では、住所と建物名を入力すると共通IDが得られる。同協会ホームページ内の登録フォームから利用できる。今後もサービスの検証を重ね、年内には正式版のリリースを目指す。
(3月15日2面に掲載)