ホテルが他拠点生活のニーズを取り込む新サービスを打ち出す。
三井不動産、定額のサブスクプラン
三井不動産(東京都中央区)と三井不動産ホテルマネジメント(同)は、1日からホテルのサブスクリプションサービス『サブ住む』の提供を開始。他拠点生活やテレワーク用のセカンドハウス需要に対応する。二つのプランを用意。一つ目は、全国のホテル35施設を対象に、月額15万円(別途、部屋ごとに追加料金)でさまざまなホテルを泊まり歩ける『HOTEL(ホテル)どこでもパス』だ。利用期間は、30泊、60泊、90泊から選べる。抽選で100人の限定プランに対して、約800人の応募が殺到した。
もう一つの『HOTELここだけパス』は、一つのホテルを選び、30泊宿泊できるもの。申し込み開始から2週間で約3000泊分の予約が入った。同社広報部によると、「『HOTELどこでもパス』は20~30代の利用が多く、『HOTELここだけパス』は40~50代で都内のホテルの予約が多い」という。
京王プラザ、サービスアパートメント
京王プラザホテル(東京都新宿区)は、2月からホテル型のサービスアパートメントの提供を開始。全36室の予約は受け付け開始から2時間30分で満室になった。
予約締め切り後も問い合わせが続いており、今後の実施については商品設計も含めて検討する。
(3月22・29日1面に掲載)
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