以前からニーズよりも供給数が少なく、安定した入居率を確保できていた戸建て賃貸住宅だが、コロナ禍をきっかけにより一層注目が集まっている。他人との接触を避けやすいというだけでなく、テレワークの普及や外出自粛によって在宅時間が増加し、騒音問題を意識する人が増えたからだ。戸建て賃貸住宅を所有するオーナーや建築・販売を行っている事業者に、実際の運用状況や物件の特徴などについて聞いた。
安価な建築費で訴求 年間200棟超施工
洋館家本店、全国展開し年間200棟超を建築
戸建て住宅のフランチャイズを展開する洋館家本店(栃木県鹿沼市)は、年間約450棟を建築。そのうち、半数が賃貸住宅だ。全国展開を始めた2010年ごろからの戸建ての累計建築数は賃貸で約1500棟となっている。