戸建て分譲住宅を主力として開発するケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は5日、豪州メルボルンに初の海外現地法人『KI-Star Real Estate Australia(ケイアイスターリアルエステートオーストラリア)Pty Ltd』を設立した。豪州では移民政策を背景に人口が増加し続けており、戸建て分譲住宅の需要が継続して見込まれることから、現地法人の設立を決めた。年間新築戸建て棟数は10万棟で、年率2~3%のペースで市場規模が拡大している。既に進出している日系の戸建て分譲会社に対する現地の評価が高いことも一因となった。
当面は人口が密集し、戸建て分譲住宅の需要が期待できるビクトリア州メルボルンを中心に、現地のパートナー企業と協業して事業拡大を図る。現在、現地企業7~8社とプロジェクトを協議している。事業に対する考え方、成長志向、テクノロジープラットフォームに対する導入姿勢などを基準に、パートナー企業との協業を進めていくという。