用途転換で収支改善!築古建物再生 ~後編~

その他|2021年08月22日

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最初に手がけたドミトリータイプ

 「新築プレミアム」が存在する日本において、年月を経た物件は価値がなくなるばかりなのだろうか? 貸し方を変えることで、古い建物に新たな息吹を吹き込んだ4人のオーナーの事例を紹介する。

「浜松をアウトドアのイメージにしたい」

女子寮からホステルへ

裾野が広いコンセプトで成功

 古橋啓稔オーナー(静岡県浜松市)が経営する「365BASE OUTDOOR HOSTEL(サンロクゴベース アウトドアホステル)」はアウトドアをコンセプトにしたホステルだ。かつて50戸の女子寮だった建物を15年にシェアハウスにリニューアルした。その後、民泊需要の風に乗って17年からホステル経営に徐々にシフト。今は全戸ホステルとして運営している。19年12月に空きが出た1階の2部屋にテントを置いて「室内キャンプ場」としてリノベーションしたのが時代のニーズとマッチした。旅行の新形態として提唱されるマイクロツーリズム(自宅からおよそ1時間圏内の近隣への宿泊・観光のこと)の波に乗り、「室内で楽しめるグランピング施設」として注目されることになったのだ。

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