埼玉県の県庁所在地でターミナル駅の「大宮」駅があり、ファミリーに人気の浦和を擁するさいたま市の賃貸マーケットは新型コロナウイルス下でどのような影響が出たのか。都内からの住み替え需要で賃料を上げた物件も出てきており安定感があるようだ。さいたま市を商圏とする不動産会社とオーナーに話を聞いた。
≪さいたま市の賃貸住宅事情≫
21年11月現在、人口133万1797人、世帯数62万1852世帯。19年11月に比べ人口は8211人、世帯数は9498世帯増加している。さいたま市は人口増加数が2015年からの5年間で6万612人と全国5位(総務省2020年国勢調査)。10区の行政区に分かれている。
住み替え需要で家賃3000円アップも
テルミ、マンスリー好調 セカンドハウスに
管理戸数約9000戸のテルミ(さいたま市)では、都内からの住み替え需要を予測し賃料を約1000〜3000円上げることに成功した。