ノバルス、乾電池による見守りサービス リモコンなどの製品と併せて提供

ノバルス

その他|2021年12月16日

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乾電池製品センサーはリモコンなどの製品にMaBeeeを入れて使用する

 当社主催の「賃貸住宅フェア2021in東京」内で開催した「不動産テックピッチコンテスト」のエントリー企業を紹介していく。第2回は見守りサービス「みまもりAir(エアー)」を提供するノバルス(東京都千代田区)。家電操作時の乾電池の電流を見守りに活用することで、入居者の「見られている」という心理的な負担に配慮したサービスだ。

入居者負担を最小限

 見守り乾電池「MaBeee(マビー)」を活用したみまもりAirは11月に提供を開始した。名前には「空気」のようにあることが当たり前で入居者の負担にならないサービスという意味が込められている。

 MaBeeeは、単4形乾電池を単3型乾電池サイズの専用ケースに入れて使用。MaBeeeを利用した製品を使うことで電流を検知し、使用状況を通信できるようにする。

 みまもりAirでは、MaBeeeを活用し、「乾電池製品センサー」として、テレビリモコンなどの製品と併せて提供する。通信機器としてマッチ箱サイズの専用中継器(ゲートウェイ)が必要となり、単身者向けの広さの物件であれば、1台の設置となる。管理会社は、管理画面上で複数の入居者状況を一覧で確認することができる。乾電池製品センサーを使用しない方法として、人の動きやドアの開閉を検知する「電源センサー」も用意。任意で乾電池センサーか電源センサーを選ぶことができ、複数設置することも可能だ。

電話での安否確認も

 センサー機器の利用が24時間ないなど、入居者の安否確認ができない場合、管理会社やオーナー、家族にメールでアラートが届く仕組みだ。メールの送付先は複数件設定することが可能。入居者に安否確認の電話を行うプランもあり、入居者の異常を早期に検知し、対応を自動化する。

 センサーのみのプラン、センサーと電話を組み合わせたプランなど、利用者に合わせて選択可能。センサー機器は買い取り型とレンタル型がある。孤独死や無断退去に対応したオプションサービスも用意している。

 利用料は月額制で1部屋あたり825円(税込み)から。別途、機器費用やユーザーアカウント設定料が発生する。管理会社や入居者支援法人をはじめ、全国で導入されている。

ノバルス 岡部顕宏社長の写真

ノバルス
東京都千代田区
岡部顕宏社長(52)

2015年8月に事業を開始。バッテリーとネットワークを兼ね備えた独自技術「コネクテッドバッテリー」に強みを持つ。バッテリーを活用したIoTデバイスに関して30以上の特許を出願している。

(2021年12月13日7面に掲載)

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