2021年に上場した投資用不動産を販売するランドネット(東京都豊島区)は、経済産業省が定める「DX認定制度」の認定を取得。全国の不動産情報を独自に集約したクラウドシステム「RCP(リアルエステート クラウド プラットフォーム)を自社開発する。同システムの概要について、榮章博社長に聞いた。
自らプラットフォーム開発へ
―RCPとはどのようなシステムなのか。
日本全国の不動産データをクラウドで保管するシステムだ。登記簿情報を収集して反映させたデータで、区分所有マンション、戸建て住宅、アパートなどの不動産を、築浅・築古、投資用・居住用を問わずデータベース化する。このRCPにより、全国各地に拠点がなくても全国の不動産情報を入手できるようになる。電子契約も始まり、実店舗を訪れることなく不動産を売買できる。