不動産評価や各種地価マップの作成を行うタス(東京都中央区)は7月1日、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2022年6月」を発表した。首都圏は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一都三県。関西圏は、大阪府、京都府、兵庫県。中京圏は愛知県、静岡県を指す。
発表の数字は22年4月期のもの。「TVI(タス空室インデックス:以下、TVI)」は、同社独自の賃貸住宅の空室指数だ。民間住宅情報会社に公開された情報の空室戸数を、募集建物の総戸数で割り算出する。
東京都全域のTVIは10.89ポイントと21年同月の10.92ポイントからマイナス0.03ポイントと改善した。
神奈川県のTVIは、21年同月の12.75ポイントからマイナス0.51ポイントとなり、空室は改善した。埼玉県のTVIは14.37ポイントと、同13.84ポイントからプラス0.53ポイントと悪化。千葉県のTVIは12.87ポイントと、21年同月と変わらなかった。
大阪府のTVIは、21年同月からマイナス0.2ポイント、京都府も同12.12ポイントからマイナス0.77ポイント、兵庫県でも同12.03ポイントからマイナス0.29。
愛知県のTVIは、21年同月と変わらず、静岡県では、同20.2ポイントからマイナス1.24ポイントとなった。福岡県のTVIも、21年同月の9.19ポイントからマイナス0.02ポイントだった。
(2022年8月29日19面に掲載)