東証スタンダード市場に、2023年6月に上場したエリッツホールディングス(京都市)は、京都府を中心に滋賀、大阪、奈良、兵庫で賃貸不動産事業を展開する。23年第3四半期までの通算で、売り上げが43億4000万円、経常利益が8億8800万円だ。経営戦略を、槇野常美社長に聞いた。
関西2府3県で62店舗
管理は2万6000戸
同社の主な売り上げは、賃貸仲介、賃貸管理、居住者向けサポートの三つに大別される。22年9月期の年間仲介件数は1万7000件で、管理戸数は2万6000戸(23年6月時点)だ。
中でも軸となるのは、グループ傘下のエリッツ(同)が展開する62店舗による賃貸仲介事業だ。このうち、京都府で38店舗、滋賀県で14店舗を展開し、地域密着の店舗戦略を採用する。また、58店舗が直営によるもので、フランチャイズチェーン(FC)が4店舗と少ないことも特徴だ。