西日本鉄道、テキサス州で賃貸住宅開発
西日本鉄道,ASD Saginaw JV(エーエスディー・サギナウ・ジェーブイ),Alpine Start Development(アルパイン・スタート・デベロップメント),
建築|2023年11月13日
福岡市を中心に鉄道や運輸業などを手がける西日本鉄道(福岡市)は、アメリカの住宅デベロッパー、Alpine Start Development(アルパイン・スタート・デベロップメント:アメリカ・テキサス州)と共同で、事業運営会社ASD Saginaw JV(エーエスディー・サギナウ・ジェーブイ:同)を設立。10月からアパートの開発を開始した。
木造8棟261戸を建築
開発する物件が所在するのは直近10年間で人口が3割増加したテキサス州フォートワース市に隣接する同州サギナウ市。約4.4ヘクタールの土地に木造3階建て8棟から成る全261戸の住宅棟や屋外プール、テニスコートなどを建築する。
専有面積は82.3㎡で、家賃は平均で1680ドルほどになる予定。建築後は主に機関投資家に向けて売却する。
総事業費は約5800万ドルで、2025年5月の竣工を予定する。
西日本鉄道は15年から9月末までに、ベトナム、インドネシア、アメリカ、タイ、フィリピンの5カ国で、賃貸住宅1603戸、実需向けマンション1万7058戸、実需向け戸建て住宅8453戸、物流倉庫4棟のプロジェクトに参画している。
今後の展開について、西日本鉄道海外開発事業部の香山太郎部長は「海外でさらに事業を展開し、グローバル企業としての当社のブランド価値向上と収益基盤の拡大に努めていく」とコメントした。
(2023年11月13日2面に掲載)