パワハラ争点、叱責の頻度と質

【連載】現場レポート 賃貸業界のキャリア形成 VOL.139

管理・仲介業|2023年12月26日

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 不動産業界は昔からどこか体育会的な気質がある。怒鳴る、叱る、威圧するタイプが多い。しかし、時代はもうそれを許容しない。

遅刻に怒鳴り 懲戒処分下る

 2023年9月、大阪府堺市教育委員会は、怒鳴るなどのパワーハラスメント行為をしたとして市立小学校の男性教諭(56歳)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。

 4月、児童の前で遅刻して出勤してきた別の後輩教諭に「何時やと思ってんねん。歳を考えろ」と怒鳴るなどした事が理由だ。

 日常のビジネスの世界で、遅刻して来た部下への叱責として「そのくらいのことは言っているなー」などと思い当たる節があるのではないだろうか。

 某歌劇団の事件での争点も「パワハラなのか」「指導なのか」の加害者と被害者の言い分にかなり差があったが世論は被害者よりだ。

 20年度の厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査」によると、全産業で、過去3年間に31.4%でパワハラを経験している。セクハラは10.2%、顧客からの迷惑行為(カスハラ)が15.0%であった。

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