賃貸仲介業務はリモートワークできるか 新しい働き方を探る
管理・仲介業|2024年02月19日
賃貸仲介事業を行うスタートライングループ(東京都中央区)をはじめとして、働く場所にとらわれないリモートワーカーを賃貸仲介業務で積極活用する賃貸仲介会社が増えています。リモートワーカーに業務を委託する際の注意点として「現場対応が不要な業務であるか」があります。賃貸仲介事業はどこまでリモート対応できるのか。業務の仕分けと検証を行ってみました。
【目次】
・賃貸仲介の主な業務
・①物件募集の入力
・②反響対応
・③来店接客・内覧
・④契約書・書類などの作成
・⑤重要事項説明・賃貸借契約
・⑥鍵の引き渡し
賃貸仲介の主な業務
まずは、賃貸仲介業務を書き出してみました。部屋探しをする顧客を見つけ出し、実際に入居するまでが賃貸仲介の業務範囲となります。こうして見ると、業務内容は多岐にわたっていますね。ではここから、これらの業務がリモートワーク可能かどうかを検証します。
①物件募集の入力 リモートワーク:可能
主な業務内容は、ポータルサイトなどのウェブサイトへ物件情報の入力を行うことです。具体的には物件情報や写真の登録、顧客情報の整理などが挙げられます。この業務は、物件情報と各サイトへのログインIDさえあればどこでも可能なので、リモートワークで対応することができます。
②反響対応 リモートワーク:一部可能
主な業務内容は、物件募集を見て問い合わせてきた顧客への連絡です。電話やメールで対応します。企業によっては、仲介店舗に来店した顧客へのヒアリングなども含まれます。この業務は、仲介店舗への来店に導く設定までを業務範囲とするか、来店時のヒアリングなども含むかによってリモートワークの可・不可が分かれます。