防災意識の高まりも背景に
コミュニティー賃貸と呼ばれる賃貸住宅の人気が高まっている。これは建物の共有部や併設されたカフェなどで入居者同士あるいは入居者と地域住民の交流を活発に行うことができる住宅のことで、新型コロナウイルス禍が明けたあとをきっかけに広がりを見せている。
2014年に誕生した青豆ハウス(東京都練馬区)は「育つ賃貸住宅」を掲げているコミュニティー賃貸の先駆けとなる事例だ。中庭のピザ窯を使ったガーデンパーティーや夏祭り、区民農園での野菜作りなどを実施し、住民同士、住民と地域住民がコミュニケーションをとる機会を多く設けている。
2014年に誕生した「青豆ハウス」(画像提供:青豆ハウス)