大阪市城東区蒲生4丁目、通称「がもよん」エリアは、空き家問題を解決するモデルケースとして、全国から注目を集めている。廃れた住宅街で空き家を個性的な飲食店に再生し、地域の不動産価値を高めた「がもよんにぎわいプロジェクト」。後編では、がもよんエリアで多くの土地や建物を所有するスギタグループ(大阪市)の杦田勘一郎社長に取材した。
〝まちのにぎわい〟を共有
残したかった米蔵
杦田氏は約400年続く、スギタグループの代表取締役社長だ。同社は、主に大阪市城東区、旭区、北区などに不動産を所有している。がもよんにぎわいプロジェクトでは、アールプレイ(同)社長の和田欣也氏が、2008年ごろから37軒の空き家を再生してきた。この37軒のうち大半の空き家を所有していたのが、スギタグループだ。借り手と貸し手の双方がもうかり事業を継続できる空き家再生ビジネスの根底には、杦田氏の古い建物を残し活用したいという強い思いがあった。




