テレビがキングオブメディアの時代は終わった。平成の時代では「顧客はマスメディアで認知し、インターネットで検索して比較し、来店して購入する」と言われていた。不動産会社もまた、テレビコマーシャルで知名度があり、SEO(検索エンジン)にも強いポータルサイトに掲載することが王道だった時代だ。
レコメンド時代へ
しかし令和は違う。30代以下の層がネットを利用する時間はテレビの2~4倍になった。ネットの中でも、特に若年層が好むSNSでは、人によりカスタマイズされた情報が表示されることが特徴的だ。例えば「ユーチューブ」で車の動画を見たら、車関連の動画がお勧めされるようになる。
賃貸住宅のメイン客層となる若年層は「おすすめで商品を認知し、そのまま問い合わせや契約に至る」のだ。これを私は「レコメンド(お勧め、推奨)時代への変化」と称している。