投資用アパートの設計から施工・管理まで行う愛和(福岡市)は、入居者ターゲットを絞った造りが特徴的な『コンセプト不動産』®を提供している。築20年を超えても賃料を下げずに満室になる物件をテーマに、九州・埼玉・名古屋などでオンリーワンの部屋を展開。「『売って終わり』ではなく、その後の賃貸管理、売却、事業承継まで、顧客との関係を築きたい」と語る阿部浩二社長に、同社の強みと今後の展望を聞いた。
ターゲット絞って新築提案 347棟2126戸管理
賃料競争に巻き込まれないオンリーワンの物件を供給
―2018年に商標登録を取得している『コンセプト不動産』は、現在48棟約500戸を供給、全物件の稼働率は99.8%と好調です。「料理好きの単身女性」や「バイク好きの男性」など、ターゲット層を絞ったデザインが特徴的ですね。
『コンセプト不動産』は、「他にはないから、ここに住みたい」と思われる物件がテーマです。レンガ調の壁面や、彩度を抑えた造りが特徴的な「BROOKLYN PLAN(ブルックリンプラン)」や壁面の一画が本棚となっている「My Library plan(マイライブラリープラン)」など、15種類以上のコンセプトを持った物件を供給しています。特徴的な部屋の造りをしている分、入居者は長期間契約が期待できます。10年、20年が経過しても賃料を下げずに入居者から選ばれるためは、一般的なワンルームマンションではかないません。常にオンリーワンの価値を提供したい。そういった思いから『コンセプト不動産』を立ち上げました。利回りは、地主の場合は10%以上、土地から購入するケースでは約7%を基準としています。