2019年6月に設立したプロラボテック(東京都千代田区)は、入居募集管理システム『GoWeb!(ゴーウェブ)』を開発、販売している。仲介会社とのやり取りをオンラインで一元化するシステムで、本格的に販売を開始してから2年ほどで、30社以上の管理会社が導入を進めている。来春には、『GoWeb!』と連携したオーナー向けアプリを販売。「賃貸管理会社の業務効率化に貢献したい」と語る松田俊介社長に取材した。
2年で30社導入の入居募集管理システム
繁忙期1日600件の電話が6分の1に減少
―『GoWeb!』を導入する賃貸管理会社が増えていますが、どういった機能が決め手になったのでしょうか。
管理会社の電話対応を減らすことができる点が決め手になっています。同システムは管理物件の空室状況を仲介会社がリアルタイムで確認できる機能を軸に、詳細な募集条件の閲覧、マイソクと呼ばれる物件資料や写真のダウンロード、オンライン上での入居申し込み、保証会社が審査するための顧客情報の連携などを行うことができます。管理戸数が増えるごとに、仲介会社の電話対応に追われてしまう管理会社の業務改善を目的に開発しました。もともとGood不動産(福岡市)からの依頼で受託開発したものですが、ほかの管理会社にとっても業務効率化につながると思い、販売を始めました。現在、ホットハウス(北海道札幌市)、高知ハウス(高知市)、日本管理センター(東京都千代田区)などに使用してもらっています。Good不動産では、繁忙期に一日600件あった、仲介会社からの電話が100件程度に減少しました。この実績が、ほかの管理会社にとって説得材料になっています。