2022年に設立20周年を迎える建設工事会社の繕(東京都足立区)。分譲マンション、ビルを中心に大規模修繕工事を受注し、年商18億円(21年4月期実績)に成長した。商圏は1都3県で施工実績は累積300棟を超える。近年は賃貸住宅の工事受注も強化。工事代金のクレジットカード決済もでき、施主からも好評だ。葭葉恒成社長に今後の展開について聞いた。
1都3県で大規模修繕、累計300棟
年30棟ペースで受注 マンション・ビル中心
―御社は分譲マンションやビルなどの改修工事を中心に展開してきたそうですね。
もともと私自身が塗装職人で、22歳で独立したときは塗装工事を主として受注していました。10年に建設工事、大工工事、屋根工事、タイル・レンガ・ブロック工事、防水工事、内装仕上げ工事の建設業許可を追加登録し、幅広く工事を受注するようになりました。徐々に元請け会社として現場監督をすることも増え、施工管理を学んでいきました。13年には特定建設業許可を取得し、受注できる工事額が拡大し、売り上げを伸ばすことができました。