収益不動産の開発を行うアーバネットコーポレーション(東京都千代田区)は業界初となるZEH仕様の投資用マンションの開発を2021年12月に発表し、3月に認証を得た。同社の服部信治社長に、今後の展開を聞いた。
全開発物件での標準化目指す
銀行と提携し金利優遇
今回、同社が認証を取得したZEH仕様の投資用マンションは、東京都練馬区に立地し、RC造地上4階建てで全36戸。専有面積は25~40㎡、間取りはワンルームと1LDKだ。23年2月竣工予定で、販売開始は22年末を計画する。ZEH仕様にするために増える建築コストの負担は、オリックス銀行(東京都港区)との提携により、開発を担う同社は事業資金の借入時の金利が0.1%優遇される。また、購入する個人投資家の場合は0.05%優遇される。この優遇金利により、従来の物件と同程度の返済額で購入できる予定だ。