入居者が自由にリノベ、築40年でも2万円アップ
2014年09月04日 | リノベーション
入居者が内装塗装から床材選び、間取り変更まで自由にできる「カスタマイズ賃貸」が話題を呼んでいる。
手掛けるのは、賃貸住宅リノベーションを行うハプティック(東京都渋谷区)。
北品川の1LDKの賃貸住宅は、約350万円かけ設備から内装全般をリフォームし、築40年ながら、2万円の家賃アップに成功した。
「クロスを選べるような賃貸住宅はありますが、弊社の仕組みでは間取りから選ぶことができます。入居者は自らの好みの内装に仕上がらうので、長く住んでもらえる可能性があるのです」(小倉弘之社長)。
【ライトブルーで明るい印象に】
「カスタマイズ賃貸」のサービスは今年6月からスタート。
入居者が契約した後にリフォーム工事に入ることで、自由な内装選択を可能にした。
オーナーにとってはリフォームしたが入居者が付かないといったリスクを避けられる上、長期入居、賃料アップが見込める仕組みとなっている。
8月9日には、内装壁の塗装イベントを開催。
一般参加は1000円の費用がかかるが、ホームページの応募で6人が集まり、オーナーと入居予定者と共に塗装を行った。
「カスタマイズ賃貸をPRする目的で、工事自体をイベントにしました。有料ながら潜在的に賃貸住宅のリノベーションをしたい人を集めることができました」(小倉社長)。
サービス対応エリアは、関東と関西。
現在、月2、3件の案件を手掛けており、今年度中に月10件への拡大を目指す。