閑静な住宅街に立つ集合住宅で、南側の道路に面する中層住棟と、中庭を挟んだ北側の低層住棟からなる。植栽で外部と緩やかに仕切り、路地で抜け感を出して隅々まで風や光を届けている。住環境の良さとデザイン性で若い夫婦やカップルに人気の物件だ。
季節感を演出する中庭の植栽が魅力、高めの家賃でもニーズを捉えて満室に
2019年5月に竣工し、近隣相場の1.4倍程度高い家賃設定ながら現在満室の『関町東の集合住宅』。徒歩10分の西武鉄道新宿線「上石神井」駅から新宿に急行で15分。吉祥寺に自転車で行ける便利な立地だが、都心の同程度のデザイナーズ物件に比べ割安感があるのが強みだ。
メゾネットタイプの1階の1LDK。半地下にすることで道路との距離感を取った。吹き抜けの天井まである窓によって明るい光を取り込んでいる。
入居者募集は、当初は地域の不動産会社に依頼していたが、デザイナーズ物件の企画や仲介を得意とする会社に切り替えたところ、立地よりもデザインで物件を探す入居者のニーズとマッチして満室となった。
コンクリートの質感を生かしながら木を多用したぬくもりのあるデザインと緑豊かで静かな住環境が魅力で、入居者の8割を20代、30代の若いカップルや夫婦が占める。外国人夫婦も複数いるという。