レオパレス21(以下、レオパレス:東京都中野区)は、1月24日、鍵を持ち歩かずにスマートフォンなどで玄関扉の解錠ができる「スマートロック」の導入を発表した。サブリース物件のうち約8割にあたる44万戸に導入する。これにより対面での鍵の受け渡しが不要になり、賃貸借契約がすべて非対面で行えるようになる。2022年6月から導入を開始し、24年をめどに完了させる。
完全非対面接客に拍車
導入予定のスマートロックはビットキー(東京都中央区)が提供する「ed(イーディー)ロックPLUS Bitkey Edition(プラスビットキーエディション)」と「bitlock MINI(ビットロックミニ)/bitreader+(ビットリーダープラス)」だ。入居者自身でダウンロードする専用のアプリもしくはICカードをドアノブにかざすことで施解錠を行う。また、テンキーへの暗証番号の入力でも施解錠が可能だ。
同社では20年ごろから開始した店舗の統廃合により、管理物件までの移動に最大4時間かかる店舗もある。そのため、入居時の鍵の受け渡しが課題となっていたが、スマートロックの導入により移動時間や手間が削減される効果が期待できる。
(2022年2月14日2面に掲載)