賃貸管理を行う丸八アセットマネージメントは、築年数で絞った管理物件のリストを大規模修繕工事の提案に生かす。工事時期前に準備をしておくことで依頼につなげる。2022年は、1年間で45棟の大規模修繕工事を受注した。
詳細な投資分析を複数提示
静岡県浜松市を中心に、約1万4000戸を管理する。22年の大規模修繕工事の売り上げは1億4200万円。平均受注額は315万円だった。すべて同社が元請けで工事を受注する。工事内容は外壁塗装一番多く、次いで屋上防水、コーキングの打ち替えなども多い。
全従業員98人のうち、PM(プロパティマネジメント)担当者は7人。この7人で大規模修繕工事の提案も行う。管理事業部本社PM課の後藤浩也課長は「各自、70〜100人のオーナーを担当している。日常の賃貸経営への要望や日々の困り事の相談を受け付け、改善提案を行っている。大規模修繕工事の提案はその一環」と話す。