ラルズネット 鈴木太郎社長 地域別ポータル展開、970社利用

【企業研究vol.242】ラルズネット

インタビュー|2024年03月25日

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ラルズネット 北海道函館市 鈴木 太郎 社長(42)

 地方の中小不動産会社向けに特化したウェブサービス会社のラルズネット(北海道函館市)。全国で32地域、全49の「不動産☆連合隊」のポータルサイトを運営する。ホームページの制作も行い、不動産会社の集客を支援する。市場をあえて限定する戦略を取ったことで成長してきた同社の鈴木太郎社長に、話を聞いた。

徹底した絞り込み戦略 函館で導入シェア1位

―エリアに特化した不動産ポータルサイトを運営されていますね。

 当社の不動産ポータルサイト「不動産☆連合隊」(以下、連合隊)は函館エリアから始まり、2024年で23年目になります。当社は徹底的にターゲットを絞り込み、小さい市場でシェアを取るという戦略で成長してきました。売上高のうち9割以上を連合隊事業とホームページ(以下、HP)の管理費などのストック収入が占めています。残り1割未満をHP制作やロゴ、名刺、グッズのデザイン制作などのフロー収入となっており、安定的な経営基盤ができています。

―連合隊のサイトに掲載されている物件の内訳は

 全サイト合計の掲載物件数9万9000件のうち住宅が8万6000件。住宅のうち賃貸が6万5000件、売買が1万6000件、投資用は5000件となっています。貸テナントは1万3000物件です。エリアや投資用、貸テナントなど種別ごとにサイトを分けていることも大きな特徴です。

―市場シェアはどの程度なのでしょうか。

 地域ごとに異なりますが、創業地のエリアで展開する「函館不動産☆連合隊」は、契約店舗数が184店舗。函館市内での宅地建物取引事業者約250社のうち、実際に営業している店舗が80%ほどだとすると、函館に絞り込んだ市場で、シェアは約9割の計算です。シェア率はナンバーワンを誇ります。そのほか、釧路エリアでは市場シェア7割、室蘭エリアでは5〜6割となっています。

―「絞る」。まさに、御社のサービスのキーワードですね。

 はい。当社は創業以来、「地方」×「中小企業」×「不動産業界」に絞り込んでサービスを展開してきました。エリアやターゲットを絞り込むことが当社の強みにつながっています。当社は、ただのポータル運営会社ではありません。地方中小不動産会社の成長につながるサービスを提供することを大事にしています。そのために、当社は①集客②制作③学習の三つの軸でサービスを提供しています。

―連合隊のサイトは、事業の三つの軸のうち、集客を担うのですね。

 大手のポータルサイトの場合は、全国版からのスタートになるため、探したいエリアを絞り込むまでにいくつもクリックしなくてはなりません。連合隊のサイトは初めから地域限定なので、決まったエリア内で物件を探したい人が探しやすいつくりになっています。

―全エリアでの合計導入社数は何社になりますか。

 3月時点で約970社になりました。導入社数の推移をみると、2019年の865社から、23年には964社と、5年で100社増加しました。導入社数の7割が北海道内の会社です。

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