対話型AI(人工知能)であるChat(チャット)GPTの脅威と可能性を探る連載第3回目。クレーム対応など管理事業での活用を提言する
トラブルの対処 夜勤当番の時代も
「エアコンの水漏れあるある」なのだが、室外機から伸びるドレンホースから水が出ないと、逆流や結露などにより、エアコン本体から水が漏れてしまうことがある。
賃貸物件ではこうした入居中のトラブルは、自分で購入した設備ではなく、自分が借りた物件のエアコンの不具合であるため、管理会社に問い合わせをすることが多い。昔は、こうした対応に備え、管理会社では「夜勤当番」などの担当者が会社に寝泊まりしていた。
エアコンのような設備に限らず、「鍵をなくした」「水道管が破裂した」「廊下の電球が切れて真っ暗」などさまざまなクレームが寄せられる。そこに人間が対応するからこその管理会社という考え方が長らく存在した。
しかし、こうした有人対応は、管理会社側にとっても非常にストレスである。その昔は「夜勤当番があるから賃貸管理会社では働きたくない」という人もいた。