岡山県津山市を拠点に県北エリアを商圏とする不動産会社のありきグループは、事業内容の広報に注力し、地域での知名度を向上。グループの管理戸数を3601戸にまで増やした。現在は、対面でのオーナーとのコミュニケーションの機会を増やし、相続相談を受けることで、信頼関係を築き、リピート受託を獲得。既存オーナーから顧客の紹介を受け、管理戸数を増やす。グループの主力会社ありき(岡山県津山市)の2代目として相続支援に注力する有木志津加社長に成長のポイントと、今後の展開を聞いた。
相続に強い人材アピール 5年で管理800戸増
―御社の事業規模と主力事業を教えてください。
2022年度のグループ5社(NPO含む)の売り上げは約8億6000万円でした。売り上げのメインを担うのは2社です。1社は売買仲介と賃貸仲介、家主業を行うありき。もう1社は賃貸管理専業のアトム(同)です。それぞれの売り上げは、ありきが3億8800万円。アトムが3億円でした。賃貸仲介、売買仲介、賃貸業の三事業の売り上げが、3分の1ずつになるように意識しています。