人口万731人(9月末時点)で北陸地方最大の都市かつ政令指定都市である新潟市を中心に人口217万7965人(10月1日時点)を有する新潟県。コロナ下で賃貸住宅市場はどう変化したのか。県内で人口上位の新潟市、長岡市、上越市の3市で賃貸ビジネスを行う3社に話を聞いた。
空港関係者や法人で一部需要減
≪新潟県の賃貸住宅事情≫
総務省が2018年に実施した「住宅・土地統計調査」によると、県内の住宅総数は99万4500戸で、居住世帯がある住宅は84.9%にあたる84万4300戸。そのうち借家は24.3%にあたる20万5100戸。持ち家率は74%で全国7位。13年と比べると、持ち家は6000戸減で、借家は1万戸増加。ただ、賃貸用の住宅は5万8500戸が空室。県内の空き家全体の4割を占めており、空き家率を押し上げる一因となっている。