EV(電気自動車)の充電に関わるアプリの開発を手がけるユアスタンド(神奈川県横浜市)は、機械式駐車場メーカーのニッパツパーキングシステムズ(同)と提携した。これにより、Mode 3(モードスリー)に対応し、機械式立体駐車場に設置できるEV充電器の供給電力量の制御や、アプリを用いた利用予約が行えるようになった。
アプリで利用予約
利用者は分単位でEVを充電することができ、料金はアプリを通じて支払う仕組みだ。物件に付加価値を与えるだけでなく、収益向上も見込める。
EV車の充電口に合わせて設置することができるため、車種を問わず充電可能。供給電力量の制御もユアスタンドが行う。
Mode 3とは、通信機能を持つEV充電方式のこと。対応するEV充電器はニッパツパーキングシステムズが開発した。供給電力量は最大6キロワットとなる。上下左右に移動する機械式駐車場にEV充電器を設置することは、配線ケーブルの設置が容易ではなく、漏電や感電による事故のリスクがある。そのため、平面駐車場よりもハードルが高い。利用者が誤った使い方をした場合、機械式立体駐車場が作動しないよう設計し、安全面に配慮した。
今秋頃より正式リリースする。
(2023年7月24日8面に掲載)