信濃土地 田中正人社長 新潟、上越、長岡で管理3000戸
【企業研究vol.227】信濃土地,ジョイフル,BluAge(ブルーエイジ),プレイス&アビリティー,三光ソフラン,山一地所
インタビュー|2023年11月21日
1978年の会社設立以来、地域密着で不動産事業を展開してきた信濃土地(新潟市)。グループ会社も含めて新潟県内に6拠点あり、新潟市のほかに、上越市、長岡市で営業する。現在会社の陣頭指揮を執るのは、2018年7月に創業者の田中壮一会長から社長のバトンを受けた田中正人社長だ。田中社長は安定経営を続けるために日々取り組んでいる。
グループで年商9億円 家主向けセミナーを企画
―御社はグループ3社で賃貸管理、賃貸仲介の二つを柱にして事業を展開していますね。
当社含む3社の売上高はおよそ9億円です。事業割合では、賃貸管理、賃貸仲介がそれぞれ3割で、売買が1割、建築・リフォームが3割ほどとなります。賃貸仲介は信濃土地で行い、賃貸管理はジョイフル(新潟市)で行っています。
―賃貸管理戸数は何戸ですか。
約3000戸です。大まかな内訳でいうと、新潟市で2100戸、上越市で400戸強、長岡市で500戸強を受託しています。新潟市は創業の地で、上越市は地場住宅メーカーの管理の受託で増やし、長岡市は地元の会社が当社グループに入ったことなどから三つのエリアで管理受託をしています。
―管理戸数は、増加していますか。
管理戸数についてはここ最近、伸び悩んではいますが、上越エリアでは2年ほど前から専任媒介で募集を任せてくれているオーナーさまへのアプローチにより、結果が見え始めています。
―御社はいち早く賃貸管理業を展開してきました。老舗の安心感もあるのでしょうね。
当社は会長が会社設立以来地元で営業しています。会長によると、創業当時、新しいことを始めようと「空いている部屋を借り上げます」と営業して回り、手探りでサブリースをしながら仕事を増やしたそうです。
―当時はそうやってオーナーの開拓をしてきたのですね。
創業当時は顧客もノウハウもゼロから立ち上げた会社ということもあり、大変だったそうです。そんなこともあり「自分のお客さまが新たなお客さまを呼んでくれる」と会長がよく社員に話すのですが、その姿勢が会社の根幹にあると思います。また、当社ではオーナー向けセミナーを20年ほど前から開催しています。新潟市と上越市で年2回、長岡市では年1回または2回実施。新潟会場では平均40〜50人のオーナーが参加してくれます。「勉強になった」「懇親会がいつも楽しみ」などと好評を頂いています。
グーグル口コミ 平均評価4.9獲得
―賃貸仲介事業の状況はどうですか。御社は「グーグルマップ」の口コミの評価が高いです。