賃貸住宅の企画、リノベーションを手がけるキュピ(東京都墨田区)は築33年の賃貸住宅の一室をホテル風にリノベし、間取りも変更したところ、女性が入居を決めた。
コンペで案募り、30代女性成約
20年間入居していた部屋が空室になり、356万円で改修。20年前の賃料と比べ、3000円アップの7万6000円に設定し、成約した。齊藤浩一郎社長は「間取りを変えずにリフォームした場合だと、月額家賃は6万8000円ほどだったと思う」と話す。
物件は東武亀戸線小村井駅から徒歩6分の場所に立地している。6階建てで、RC造全76戸の賃貸マンションだ。
リノベをしたのは2階の1住戸。面積は21.5㎡だ。
リノベデザインは、社外から案を募るコンペティションを行い、決定した。選ばれたのは30代前半の女性が作成したプランで、ターゲットも同年代の女性とした。
コンセプトは「ライフスタイルホテル風」。ライフスタイルホテルとは、デザインや設備にこだわり、滞在すること自体に価値を置けるようにしたホテルを指す。
同物件もデザインを重視し、白とグレーを基調としたスタイリッシュな空間に仕上げた。