アパートの開発、建築を強みに、2750戸を管理するハウスリンクマネジメント(東京都千代田区)は、人材採用と教育に注力し離職率を大幅改善した。
成功体験の提供で新卒育成
人事課題の解決に注力し始めたのは2021年9月。人材業界の大手企業の出身で現人事部の永田賢三部長が同年4月に入社し、人事部を開設。5カ月後に本格始動した。
同社は中途採用やM&A(合併・買収) を中心に会社規模を拡大させていき、当時の従業員規模はグループで72人。急成長を続ける一方で、会社として目指す方向性の統一を課題視していた。
人事部開設後の成果は、新卒採用の開始と離職の抑制だ。22年卒から新卒採用を行い、22年と23年には、年平均3〜4人を採用。中途と合わせると年15〜20人を採用した。それに加えて、34%ほどあった離職率を10%未満に減少させた。