30㎡未満のアパート、家賃軟調【賃料データで読む賃貸住宅マーケット】

東京カンテイ

統計データ|2024年01月08日

  • twitter

都心部に流入進む

 ここ数年の動きで注目しているのは、新型コロナウイルスの5類移行に伴う東京都心部への人流回復と定住人口の戻りだ。

 通勤者の回復過程は都内で電車通勤をしていればわかることだし、人口動態を見れば明らかである。大学の講義が再開されたことなどで、大学生の「下宿」が戻ったことも、大学などが多く立地する都市の賃料回復の動きからも明らかである。

 このようにデータで容易に把握できる変化がある一方、よくわからないのが東京都心部の動きだ。東京都心部へはコロナにあった期間でさえ若者の人流が起こり、賃料動向も利便性の高いエリアへの移動を裏付ける結果となっていた。

20240101_2501.jpg

 同時に「ステイホーム」により、家に広さが求められるようになったことで、広い住宅のニーズが高まり、これらの賃料が上昇した。ところが、2021年ごろから30㎡未満のアパートとマンション賃料が各エリアで下落し始めた。(いずれのデータも築10年未満の賃料物件の集計)

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『ニッショー、更新時の賃料アップ狙う【新春インタビュー】』

検索

アクセスランキング

  1. アルデプロ、上場廃止

    アルデプロ

  2. 全国賃貸管理ビジネス協会、シンポジウムを開催

    全国賃貸管理ビジネス協会

  3. カナリー、LINEグループ対応開始

    カナリー

  4. Facilo、12億円調達 機能と支援拡充

    Facilo(ファシロ)

  5. あんしんサポート、電話で高齢者の安否確認

    あんしんサポート

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ