総合不動産会社のイズミ(滋賀県彦根市)は、管理の獲得に注力する。新規オーナーの開拓に力を入れ、年間200戸ほどを受託。2024年2月末時点で管理戸数2600戸を突破した。オーナー開拓には、同社が発行するオーナー通信が大きく貢献。並行して既存オーナーからの追加受託も獲得する。泉藤博社長に、成長の理由を取材した。
オーナー通信で新規獲得
開発や売買も展開 本拠地は彦根市
イズミは管理や賃貸仲介、売買仲介、不動産開発、戸建ての建築と、網羅的に不動産事業を手がけている。商圏は滋賀県内で、その中でも本社を構える彦根市のほか、米原市をメインとしている。売上高、売り上げ構成比率は非開示。
さまざまな事業を展開する中でも、商圏内の地主との関係を構築するきっかけとなる管理事業は、同社にとって要となる事業の一つだ。従業員数30人のうち、オーナーの窓口などを担当する賃貸管理部はアルバイト・パートスタッフを含めて8人が所属している。
管理は306人のオーナーから受託しており、そのほとんどが地主系オーナーだ。
管理する物件は、肌感覚で1LDK以上のファミリー向けが7割、1K、ワンルームなどの単身者向けが3割。単身者向け物件、ファミリー向け物件を合わせた平均家賃は5万円ほど。