米国ビジネスの根幹を知る

【連載】アメリカ不動産事情 第118回 不動産ビジネスとの出合い

その他|2024年05月10日

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 長年にわたり連載をしてきた本シリーズも今回をもって終了となった。1999年の開始以来、不動産事業者の視点で実務解説させていただいたことに感謝する。

意識の高さと厳しさを痛感

米国生活スタート スペイン語の習得

 今回は最終回として米国不動産との出合いから始まり、50年余りの在米生活の経験談を紹介する。76年2月、まぶしい日差しを受けてロサンゼルス(LA)空港に到着し、米国での生活がスタートした。

 バス停では時刻表を見ながら1時間を過ごしたが、待てど暮らせどバスは来ない。車社会の米国で、まずは自ら移動手段を確保する必要があり、500ドルで12年落ちの中古自動車を購入した。

 アジア難民として入国したA氏とLA市内を一望できるグリフィスパーク天文台を訪れた。「直線が交差する碁盤目に区画された土地はわかりやすく不動産価値も高い」と話した。その後A氏は中古住宅の簡易修繕と転売でもうけ、若き成功者となった。

 私は1年半余りの留学時代、週6日間、毎日10時間ほどリッカーストア(日本のコンビニエンスストアに相当)でボックスボーイ(丁稚)として働いた。同店はギャングの抗争が絶えないLA東地域にあり、1年余りの間に3回ほど撃ち合いがあった。メキシコからの不法移民も多く、店舗では彼らの母国語であるスペイン語会話が不可欠で3カ月ほどの「スピードラーニング」が実践できた。

 今でも不動産業務で従業員や事業者とのコミュニケーションで大いに役立っている。年末の時期、午前1時過ぎに仕事を終え、路上に車を止めて歩き始めた直後に事件が発生した。3人の強盗団が前後から私を抱え込み、背中には拳銃があてられ、財布と時計を奪われた。偶然財布には給与の250ドルが現金で入っていたが、それがなかったら腹いせに撃たれていたかもしれない。

 現在も治安の悪化が進む米国では、物件の管理組合による防犯強化も不動産価値に直結する。

起業目指し、永住無給で丁稚奉公

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