不動産オーナー向けアプリの開発を行うWealthPark(ウェルスパーク:東京都渋谷区)は、賃貸管理会社が「資産管理会社」へと変革するための支援をする。2023年11月に共同代表として、代表取締役副社長COOに就任した手塚健介氏に、オーナー向けアプリ事業の展望を聞いた。
フィンテック領域へ事業拡大
25億円超を調達計19社が出資
WealthParkは24年5月14日に、第三者割当増資で不動産会社など19社から22億1000万円の出資を受けるとともに、静岡銀行(静岡市)からも3億円の融資を受け、総額25億1000万円の資金調達を行ったと発表した。23年11月に先行して13億6000万円の資金調達を公表していたが、今回の発表で引受先となった東京海上日動火災保険(東京都千代田区)なども含めた出資企業との協業を前提に、新たな事業フェーズに入った。
手塚副社長は「管理会社のパートナーとして何ができるかを考えてオーナー向けアプリ事業を行ってきた。次の事業フェーズに進むにあたり、地場の有力不動産会社をはじめ19社から出資を受けたことは、当社の役割や理念に共感いただいたという点で意義深いと考えている」と話す。