ありき、空き家をホテルに再生

ありき

物件紹介|2024年06月08日

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みつくりHotel。アフター

地元産の木材使用

 3630戸を管理するありき(岡山県津山市)は空き家を活用したまちづくりに注力する。2023年11月には、同社初となる空き家を再生したホテル「みつくりHotel(ホテル)」を本格始動した。

 同ホテルは、JR津山線東津山駅から1.6km、車で約3分の場所に立地する。自転車店だった築約70年、木造2階建ての物件を相続人から購入。再生の際には、地元・津山市産の木材を活用した。

 客室は洋室3室と和室1室の全4室。各部屋の専有面積は15~22㎡で1~3人が宿泊可能だ。宿泊費は税込みで、洋室が1人宿泊で7700円から、和室は3人宿泊で1万8150円から。1階には津山市の食材を活用した薬膳料理店がテナントとして入る。

 同ホテルは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される城東地区にある。歴史的町並みが残るエリアだ。同地区では古屋や町屋を改修して客室に見立て、地域一体で宿泊経営を行うプロジェクト「城東HOTELS(ホテルズ)」を23年から開始。補助金を活用して、古屋や町屋を再生している。同ホテル以外にも5件が宿泊施設として20~23年に開業した。

みつくりHotel ビフォーの写真

みつくりHotel。ビフォー

 ありきの有木志津加社長は「津山市は他の観光地に向かう際の通り道となっており、じっくり滞在することがなかった。宿泊施設を整えることで、より長くとどまってもらうことを目指した」と話す。

 みつくりHotelの事例により、同社への空き家の買い取り相談も増加したという。現在、築約60年の空き家を買い取り、まちづくりに役立つ施設への再生を検討している。「利益率が高いわけではないが、地元に根ざした会社として、地域を盛り上げていきたい。今後も空き家の活用に取り組んでいく」(有木社長)

ありき 有木志津加社長の写真

ありき
岡山県津山市
有木志津加社長(48)

 

(2024年6月10日2面に掲載)

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