エアコン(単身者・ファミリー1位)
北海道でも必須
前回初登場で2冠となった「エアコン」が、今回も2冠を達成した。単身者向けではエアコンが429票を獲得。2位の「室内洗濯機置場」と158票の大差をつけた。
年間3万件超を賃貸仲介する常口アトム(北海道札幌市)は、単身者・ファミリー双方の必須設備に、エアコンを選択した。同社は全道・東北エリアに56店舗を展開するが、「すべての店舗から、エアコンが必須設備として挙げられた」(営業企画部担当者)と話す。
比較的夏季が涼しいエリアである北海道だが、2023年からエアコンが必須設備化しているという。担当者は「24年の夏は札幌市でも30度を超え、夜は寝苦しい日も多かった」と語る。近年の気温上昇が、これまで必須とされていなかったエアコンのニーズを押し上げた。
エアコンの快適さを一度体感することで、引っ越し後もエアコンを求める傾向が高まるとみる。
盛暑が続く中、エアコンは必須設備だ
年間200件程度の賃貸仲介を行う匠地所(大阪市)は、ファミリー向けの必須設備にエアコンを挙げた。楠瀬誠二社長は「新婚層は、初期費用の抑制を重視する傾向にある。エアコンを新たに購入すると、1台あたり8万〜10万円の費用がかかってしまう。そのため、エアコンが備え付けられていることを重視する」と話す。
同社は阪神エリア間をメイン商圏に、管理と賃貸仲介を行う。同エリアにおける築30年以上の物件では、エアコンが未設置の物件が肌感覚で7割に近いという。しかし、ここ2年間ではエアコンを必須設備として部屋探しをする顧客が増えたといい、「未設置の管理物件には導入提案を進めている」(楠瀬社長)
同社は賃貸仲介のうち、法人契約が95%を占める。ハウスメーカー建築の物件が多い地方ではエアコン導入済み物件が多いことが影響し、大阪府への転勤者が必須項目としてエアコンを挙げるという。
インターネット無料(単身者4位・ファミリー7位)
動画視聴で要望増
単身者向けの必須設備の4位には「インターネット無料」がランクイン。前回から順位をキープした。
年間6000件以上の賃貸仲介を行う朝日不動産(富山市)では、家賃や間取りなどが類似している物件と競合したときに、インターネット無料が付いていないことが入居希望者から選ばれない理由になるという。




