設置イメージ。中央が機器本体
故障時の復旧 迅速化
集合住宅向けインターネットサービスを手がけるファミリーネット・ジャパン(東京都港区)は2月1日、賃貸住宅に多い埋め込み型Wi-Fiにおいて、機器の故障時に取り換えが容易な脱着式のWi-Fi機器の取り扱いを開始した。
コンセントに埋め込むタイプのWi-Fiは、入居者の入れ替わり時における機器の盗難・紛失を防げることなどを利点として賃貸住宅で普及してきた。一方、故障時には専門の施工事業者による工事が必要になることから復旧に時間を要するという問題があった。脱着式にすることで入居者が自ら機器を簡単に交換できるようになるほか、機器がコンセント内ではなく外部に露出するため放熱性に優れ、故障頻度の低下につながるメリットも期待できる。
機器はICT(情報通信技術)インフラを手がけるRuijie Networks(ルイジェネットワークス:中国福建省)製。最新規格であるWi‐Fi7にも対応しており、今後も高速化が進むネット環境下で十分な品質を担保する。
(2025年2月10日16面に掲載)
