外国人向け観光サービスの提供を行う羅針盤(東京都中央区)は、民泊・無人ホテルの運営代行サービス「COMPASS STAY( コンパスステイ)」を展開する。外国人向けに事業を展開してきたノウハウを生かし、運営代行の受託室数を拡大する。
インバウンド集客に強み
450室を受託 清掃で差別化
COMPASS STAYは、民泊や無人ホテルの開業支援から開業後の運営までを行うサービスだ。収益シミュレーションの提示や許認可取得、事業計画の策定など、民泊・無人ホテルの開業に関する業務をサポートする。開業後は旅行予約サイトへの物件情報の掲載や、稼働状況に合わせた宿泊料金の調整のほか、宿泊者の管理や清掃など宿泊施設の運営業務をワンストップで行う。
1月末時点で約450室を受託。そのうち6割を民泊、4割を無人ホテルとして運営する。450室のうち95%は無人運営だ。顧客の割合は、個人オーナーが7割、不動産会社が2割。そのほか、デベロッパーやハウスメーカーから受注する際は、建築の計画段階から無人ホテルを企画することが多いという。