「意欲」「能力」を上げるメンバーマネジメント
「最近、メンバーのモチベーションが落ちていて覇気を感じない」「メンバーができる難易度の業務を依頼しているのに、なかなか独り立ちしてくれない」
前回1月20日号では、「四つのマネジメント」についてお伝えしましたが、その第一歩となるのが、メンバーマネジメントです。今回は、メンバーマネジメントを高めるために必要な「意欲向上」と「能力向上」のポイントを解説します。
メンバーマネジメントが重要な背景
第4回(2024年10月21日号)でお話ししたとおり、リクルート(東京都千代田区)の調査によると、不動産事業就業者の52.7%が「10人未満」の法人で働いており、小規模事業者で働く人の割合が高いことがわかっています。
メンバーの意欲や能力は業績に直結しますが、規模の小さい組織であればあるほど、より個々が意欲高く働き、順調に成長しているかが重要になります。
しかし、マネジメントにおいて、時として意欲向上や能力向上に逆効果なコミュニケーションをとってしまうことがあるため、次のような落とし穴に注意が必要です。
落とし穴①:数値目標だけを強く伝達してしまい、メンバーが「やらされ感」しか感じない
意欲向上のポイントは、「目標の魅力(やりたい)」「達成可能性(やれそう)」「危機感(やらなければ)」の三つの要素を高めることです。
しかし、目標必達文化が色濃い不動産業界では、「月の目標は〇〇円だから、達成に向けて行動するように」と伝えるような、数値目標での危機感醸成に偏ったコミュニケーションも多く見られます。
落とし穴②:メンバーに求める基準が高く、メンバーが「いつまでも指摘される」と感じる




