リログループで社宅管理代行(以下、社宅代行)・留守宅管理事業などを行うリロケーション・ジャパン(東京都新宿区)は、社宅代行戸数を26万戸超にまで拡大。業界大手に上り詰めた。栗山直能社長体制の下、DX(デジタルトランスフォーメーション)で自社や顧客、提携不動産会社の業務効率化を推進する。
売上高2288億円超 転貸型で案件増加
2024年3月期の売上高は2288億1400万円で前期比8.7%の伸長。経常利益は20億7800万円と同10.5%の増加でした。当社は社宅代行、留守宅管理を軸に、企業に向けさまざまなサービスを提供しています。
―社宅代行サービスに強い印象です。
社宅代行事業は、当社の調べでは業界最大手になりました。代行戸数は26万7113戸(24年9月末時点)。3年半で3割増です。都市部を中心に全国で対応しており、東京・大阪・愛知・千葉・静岡に拠点を置いています。年間の社宅代行依頼件数は24年3月期に8万5200件。21年3月期比で4割以上伸ばしました。クライアントの企業数は1200社、「リロネット」で提携する全国の不動産会社は649社(24年9月末時点)です。