不動産テック事業を手がけるGMO ReTech(ジーエムオーリテック:東京都渋谷区)は2月28日、既存の「GMO賃貸DX(ディーエックス)オーナーアプリ」に対応する不動産管理会社向けスマートフォンアプリの提供を開始した。
オーナーとのやりとり迅速化
同社はこれまでオーナー向けのスマホアプリを提供していたが、不動産管理会社からも手軽にオーナーとやりとりしたいという要望があり、今回の開発・提供に至った。これにより、外出先でもオーナーとのチャットを確認、ワークフローの承認などをすぐに対応できるようになった。
GMO賃貸DX オーナーアプリと今回の不動産管理会社向けアプリは情報を連動させ、これまでのウェブ版で利用できた機能は一部を除きスマホでも利用可能だ。追加料金も発生しない。
同時に、GMO賃貸DX オーナーアプリの新機能として、管理会社が賃貸物件の異常や不具合などの状況をオーナーへ報告できる「巡回点検報告機能」を追加。書類でやりとりしていた巡回点検報告をスマホで完結できるようになった。
同社の能田聡執行役員は「今後は、オーナー側が操作するオーナー向けアプリのウェブ版をリリース予定。収支報告書などをパソコンで操作して印刷したい、といったニーズに応えていきたい」と話した。
(2022年3月21日15面に掲載)