室内動画で負担割合を判定
不動産会社向けに原状回復工事に関する業務の効率化サービスを手がけるREMODELA(リモデラ:大阪市)は7月1日、オンラインで退去立ち会いを完結させることができるサービス「AI退去立会」に新機能を追加した。
新機能では、入居者がスマートフォンで室内の様子を動画で撮影し、AI(人工知能)が室内の動画を解析することで、退去時の室内の状況をより正確に把握できるようになった。撮影した室内の動画を基に、AIが傷や汚損の有無や状況を判定し、どのような理由で発生したのかを、入居者自身が報告する仕組みにしている。
同サービスは、管理会社が退去立ち会いを行わずに、入居者自身がスマホ上でAIアバター(分身)とチャットをしながら退去精算を行うサービスとして2024年12月に提供を開始された。これまでは、AIがスマホのカメラで撮影された退去後の室内写真を基に損耗状況を判定し、国土交通省の退去時精算のガイドライに沿った入居者の負担割合を算出した退去精算書を作成していた。
同サービスを利用した不動産会社からは、現地での立ち会い業務がなくなるため好意的な意見がある一方で、入居者自身が室内を写真撮影するため、入居者に不利になる室内の損耗を報告しないのではという懸念が指摘されていた。今回の新機能を使い、室内全体を撮影することにより、そのような懸念点を払拭することが可能になった。
福本拓磨社長は「AIの進化により動画を活用することができるようになった。退去後、すぐに工事にとりかかれるため、退去から次の入居までの時間を大幅に短縮することに役立つ」と話す。
リモデラ
大阪市
福本琢磨社長
(2025年8月4日55面に掲載)





